DNAの二重らせん構造が解明されてからちょうど50年が経ちました。この間、欧米を中心に世界中でバイオテクノロジーの研究が進められてきましたが、特にここ10年は、バイオ・ライフサイエンス分野は目覚しいスピードで進展しています。
その1つの成果が、世界各国が協力して進めてきた全ヒトゲノムの解析の完了でありますが、この大きな成果さえも新たな段階へのステップに過ぎず、ポストゲノム時代を迎えて熾烈な研究・開発競争が世界中で行われております。
わが国でも昨年、厳しい国際競争の中で今後の日本のバイオテクノロジーの方向性を示す「バイオテクノロジー戦略大綱」が定められました。
さらには、都市再生プロジェクトとして東京圏におけるゲノム科学の国際拠点形成を図ることとされ、今後、首都圏におけるバイオ・ライフサイエンスに関する研究・開発機能が強化されていくものと期待しております。
このような中、千葉県では平成15年2月に、県内における産学官連携の推進を図るため、千葉県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議を立ち上げました。
県下の企業、研究機関、大学、自治体など120を超す団体に参加していただくなど、まさしく全県を挙げての産学官連携組織となりました。
このネットワーク会議を通じまして、産学官による緊密なネットワークを形成するとともに、そのネットワークをもとにして、産と学・産と産の連携などにより経営資源・技術資源などを相互に補完しながら成長し、競争力をつけていくような発展ができればと考えております。
そこで、当会議では、(1)バイオ・ライフサイエンス関連産業に係る情報提供・情報交換、(2)バイオ・ライフサイエンス関係の産学官の連携の促進、(3)バイオ・ライフサイエンス関係プロジェクトの創出・共同展開、(4)東京圏ゲノム科学国際拠点形成における各拠点との連携、(5)その他ネットワーク会議の目的に沿う各種活動、の5つを活動方針としました。
その中でも、この「千葉県バイオ・ドット・コム」は、会員相互の情報交換・ネットワーク化の推進を目的に設置したものであり、積極的にご活用していただければと思います。
特に、会員紹介をはじめとして、会員企業・研究機関・大学等が有する特許・技術や共同研究の募集などの情報を掲載し、共同研究や共同開発のきっかけになるように様々な情報を提供していく、いわば産と学、産と産の出会いの場となることを目指しています。
その他にも、国や県などの補助金・支援制度の情報やバイオ・ライフサイエンス分野に関係する有益な情報や面白い情報が掲載されているサイトを紹介するなど、幅広く情報を提供していきます。
最後になりますが、県内の多数の企業・研究機関・大学・自治体等にご参加していただきましたことに、心よりお礼申し上げます。
このネットワーク会議を通じまして会員の皆様の交流が深まり、産学官の連携が推進されるよう一層努力してまいりますので、折にふれて「千葉県バイオ・ドット・コム」にアクセスしていただきますとともに、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 |